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「突然だけどライ、女装しましょう!」
「…………は?」
本当に突然言われた言葉に、僕は首をかしげた。
冗談だろう、女装なんて。
いくらミレイさんでも男の僕にそんなことしないはずだ。
いや、見てる方だって気持ち悪いだろう。
そう思いたかった。
でも、ミレイさんの手には化粧道具とアッシュフォード学園の女子制服がしっかりと握られている。
どうやら本気らしい。
僕はすぐさま逃げようと扉へ向かうが、隠れていたスザクに拘束され、椅子に縛り付けられた。
……どうやら今日は最悪の一日になりそうだ。
「「「「「……………」」」」」
そろって生徒会室に入ってきたのはルルーシュ、シャーリー、カレン、ニーナ、リヴァル。
五人はは唖然とした表情だった。
最初からずっといたミレイさんはその反応を見てにやにやしてるし
同じく最初からずっといたスザクはなぜか顔を赤くしてそっぽを向いている。
僕はいたたまれなくなり逃げ出そうとした。
が、全員につかまれ逃げられなかった。
(なんで逃がしてくれないんだよ…!)
しばらく僕はその格好で仕事をしていた。
途中みんなからのチラチラ、とい微妙な視線が痛かったがどうしようもなかった。
神さま仏さま、もう誰でもいいから僕を助けてくれと切実に思った。
「なぁ、ライ」
「なんだリヴァル」
「お前ホントは女の子だろ」
「断じて違うっ!!!」
リヴァルの唐突な言葉に全員が手を止めた。
即座に否定したが、僕の声は誰にも届いておらず、皆がうんうんと頷いていた。
「たしかに可愛いわよねー」
「女の子みたいに綺麗だよ?」
「リヴァルさんの言う事もわかります…」
「まっ…!ミレイさん!シャーリー!ニーナ!」
「ライ、あなた実は女なんじゃないかしら?」
「カレンまで!!」
「あー…」
「………」
「スザク!ルルーシュ!その赤い顔はなんなんだ!!」
ふざけるなよ!だいたいルルーシュならともかく…
僕が女子みたいだなんてありえないだろ!!
僕だって好きでこんな格好しているわけじゃない。
「もう嫌だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!」
昼間の学校に僕の叫び声が響きわたった。
男女逆転祭
(男女逆転って、逆転してるの僕だけだよね?)(っていうかこれ新手のいじめだろ!?)
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