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ナイトメア・オブ・ナナリーのロロ猊下に萌えてしまった。
のでまさかの猊下×ライで小話をかきかき。
まだ単行本でてないのにネタバレごめんなさい。
ナイトメア・オブ・ナナリー?なんじゃそりゃ
え?ロロって、あのアニメのロロ?
などなど思った方は一応伏せてまとめておくのでよければどうぞ。
ここから→ロロはルルーシュの双子の弟でうりふたつの容姿をしている。
エンデバイタル教団とかいう謎の集団の枢機卿異端審問官という役職らしい。
騎士はアーニャっぽい。シュナイゼルからは枢機卿猊下と呼ばれている。
"双子の皇子"は世に戦乱をもたらすとして古来から不吉なものとされ、生後すぐに引き離されエンデバイタル教団に出家させられた。皇位継承権も剥奪された。
ロロ曰く「ルルーシュとナナリーが皇族として優雅な生活と母の愛を独占していた一方、自分は日陰暮らしを強要され続けていた」らしい。
だがルルーシュとナナリーが日本侵攻で"戦死"したことから、皇族に復帰し今の教団枢機卿の地位も手に入れた。
過去のことがあったからなのか、ルルーシュとナナリーを憎んでいる、のかな?←ここまで
だいたいこんな感じです。
ではなんとなくつかめた、もしくは猊下万歳!なかたは続きをどうぞ。
猊下ロロ×僕ライときどき私(王様)ライ
※ライ&猊下の捏造がかなりありますご了承ください
コンコン、と扉をノックすると「その足音は…ライリアか。入るといいよ」と返事がきた。
了承を得たので僕は扉を開け、足を踏み入れた。
「猊下。」
「その呼び方はしないでほしい。今はアーニャもいないのだから。」
「失礼した、ロロ。」
「それで、なんの用だい?」
僕の友達と同じ顔をした彼は、僕の友達よりもはるかに大人びた笑みをしていた。
いや、大人びているというよりは、いろんなものを背負いすぎている笑みだ。
憎しみ、悲しみ、愛情、寂しさ、嫌悪、そして罪。
その笑みは私にとって思い起こさせるものがあった。
そう、昔の自分。過去の自分。今は亡き、自分。
「いや…別にこれといた用はなかったのだけれど。」
「そうかい。それでもライのほうからきてくれるなんてうれしいかぎりだよ。」
「あいかわらず言葉遊びがお好きなのだね、ロロ・ヴィ・ブリタニア枢機卿猊下は」
「ふふっ…そんなに怒らないでくれ。傷つくだろう?」
「…それより、もうすぐ会いに行くのだろう。君の兄妹に。」
君が心の底から憎んでやまない、僕の友達に。
「ああ…そうだ。そう、もうすぐだ。私が兄さんとナナリーに、滅びを与えるのだよ!!
私の存在すら知らずに母から愛されのうのうと生き、殺された兄妹を、私のこの手でっ…!」
「ためらいはないのか」
「ためらい?そんなものないさ。私は今まで、この時のためだけに生きてきたのだから!!」
さきほどの大人びた重苦しい笑みとはちがい、まるで恍惚のようなそれ。
本当ににこれが兄妹に対する笑みなのかというほど、狂気にあふれている。
「ライリア、君は兄さんの友人だったのだろう?」
「ああ…そんなこともあったな」
「君こそためらいなく、兄さんを殺せるのかい?」
彼の言葉にしばらく考える。
そうだな…僕なら。"僕"ならば、少しどころかかなりためらうんだろう。
もしかしたら殺せないかもしれない。
けれど。
けれど。
「私をだれだと思っているんだ、ロロ」
「ああそうだ。そうだったね、狂王ライリア・ログレス・ディ・ブリタニア」
けれど、狂王と呼ばれた私なら。
そんなこといともたやすくやってみせるであろう。
「僕はもう、ルルーシュ・ランペルージやナナリー・ランペルージの友達の"ライ"じゃない。
私はロロ・ヴィ・ブリタニア枢機卿猊下の忠実な騎士、"ライリア・ログレス・ディ・ブリタニア"だ。」
「いい答えだね。全てを滅ぼし、魔王となる私の騎士にふさわしい答えだ。」
ロロは満足げにうなずくと、私に笑いかけた。
いつのまにか恍惚な笑みが消えたロロの顔は、大人びた笑みをとりもどしていた。
「さあ、盛大な宴の始まりだ。私と共にくるがよい、我が騎士よ!」
「イエス、ユア・マジェスティ」
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